3D酔いの三つの要因

http://intron.kz.tsukuba.ac.jp/tvrsj/3.2/nakagawa/vesick1.html

via: http://kiri.jblog.org/archives/000849.html のコメント欄

3D酔いのメカニズムについてはまだはっきりしたことはわかってないようですね。僕の個人的な経験では3D酔い*1には、

  1. ポケモンフラッシュ現象
  2. 視覚と平衡感覚のズレ
  3. 視覚と眼球運動のズレ

の三つ要素がある気がする。科学的根拠はないですが。

1 は特にテクスチャが粗い時に起こる現象だが、テクスチャパターンが画面を流れる時に流れるスピードや画面のリフレッシュレートによってはいわゆるポケモンフラッシュのような一定周期で点滅する光刺激が発生してしまうということ。かなり即効性のある刺激で頭痛や吐き気を催す。DOOM (DOOM II だったかも)のエレベータの前に立ってるとこれが発生して吐きそうになったことが。

2 は車酔いの逆みたいな話で3D酔いの説明としてよく使われるもの。これはプレイ時に体を揺らしてやると軽減する気がするのだけどどうだろう。でも CPL の LAN パーティーでまわりにいた人とか中継画面で見たプレイヤー達を見る限り体揺らす人は少数派みたい。僕が体揺らしてたら笑われちゃったし。

3 は例えば FPS で画面の右端にいる敵に注意を向けた時、普通は反射的に眼球がそっちに向くわけだけど、マウスで視線移動(aim)すると右端にいた敵は画面の真ん中に来るので、眼球を逆方向に戻さなくちゃいけない、ということで眼球や眼球運動の制御に関わる神経に負担がかかってそう、ということ。眼球は常に画面中央付近に向けて固定するのが正しいやり方なんだろうけど、これはこれで不自然なので目に負担がかかりそう。

結局何が言いたいかというと、昨日三週間ぶりに SoF2 *2やったら目が回ってスコア散々だったってことでした。だいたい三日以上間があくと酔いやすくなって、三時間以上やり込むと酔わなくなる感じです。でも目の痛みや頭のふらつきはゲームやめた後にも残ります。なんとかならんもんかなこれ。

ちなみに僕は森達也ドキュメンタリー映画『A』を見たときも手持ちカメラで撮った動きの激しいシーン*3でも酔いました。酔いやすい体質なのかも。

*1:立体視を使った3Dゲームはほとんど経験がないのでここでは考慮しない。

*2:Soldier of Fortune II

*3:具体的には「転び公妨」のシーン。