開発者はとってもデリケートなの 〜∞(`ー`)∞〜

「だからあまりいじめるな」(『寄生獣(8)』p59より)[id:rna:20050511#p2] について。あれは今読むと僕の方もかなり大人げないというか、相手が技術的な事情をよくわかってないという点については仕方がないよな、とは思います。採算性という意味では一太郎Ark自体かなり冒険してたわけで、いいタイミングでフィードバックが来てたらチャレンジしてたかもしれない。

要望そのものよりも、当然の権利みたいな言い方や、決めつけオヤジ的な態度がカチンとくるわけで。お互い大人げなくなってしまうようなコミュニケーションパターンってあるよな、と。煽りで人を鼓舞できるかというと、煽ってる人に認められたいという気持ちが煽られる側にないと無理なんじゃないかな。なんでオマエに煽られなあかんねん、と思われたらアウト。

ソフトウェア技術者って素人からは魔法使いみたいに思われがちだけど、そう思われることで認められてる気になれるかというとそうでもない。自分の努力や技術の価値が理解された上で尊敬される分には素直に受け入れられるけど、そうじゃない場合は一歩間違うと「都合良く利用されてるんじゃないか」って被害者意識さえ芽生えてしまう。「魔法だから苦労せず何でもすぐできる」みたいに思われちゃかなわないよ、と。

だから、技術をわかってない人に煽られるのはかなり癇に障るというのが一般的な態度だと思う。全くわかってない人ならまだ許せるけど、中途半端にわかってる人にそれやられると歯痒い気持ちも手伝ってかなり嫌な気分に。

こういうのは叩いたり煽ったりするよりは上手く誘惑して欲しいと思う。商用ソフトならこれができれば高くても買うってアピールしてみるとか、フリーソフトなら上手くおだててその気にさせるとか。男性技術者の場合女の子が上手におだてるとノリノリでやってくれたりするよ!

男って馬鹿ねー 〜∞(`ー`)∞〜

追記: 似たような話どっかで見たなーと思ったら、

これでした。via: 自ニュF

プログラマとうまく付き合うためには、プログラムを知る必要がある。
(中略)
プログラムを知らない人は、プログラマを一瞬でムカつかせる能力に秀でている。
そして、自分がなぜ相手をムカつかせたのか理解できない。

心当たりのある人は是非読んでみて下さい。