ダイスケ神奈川新聞記事に反論

3日の神奈川新聞の記事はかなり「爆弾」でしたが、4日夜に公開されたダイスケの反論はさらに「爆弾」です。

言い分が真っ向から対立しています。というか、争点が全然違うという話。

元々は著作権ではなく商標権の方でモメてたようです。でもダイスケの記述はかなりごっちゃになってますが。。。

取材の事とか色々書いてありますが、とりあえずトラブルの経緯についてのダイスケの主張のまとめ(年号は西暦に揃えてあります)。

  • グッズ販売始動のきっかけになった2001年のTシャツ販売はダイスケの企画だった。
  • このときダイスケは権利が自分にあることを mucom の P に確認(たぶん口頭で)。
  • Tシャツ好評につきダイスケが本格的にグッズの商品化に動く。他社から出資も受けていた。
  • ダイスケが商標登録に向けて準備していた。mucom も承知していた(mucom に別の会社への仲介を依頼していた?)。
  • mucom の P が2002年7月頃バンプレストと契約しようとしてダイスケに「増田ジゴロウ」の著作権(名前の商標権のこと?)は mucom にある旨確認の電話。
  • ダイスケは納得せず、商品化権は渡さないようにと返事(それに対する mucom の返事は不明)。
  • 結局 mucom はバンプレストと契約。
  • mucom の P がダイスケに出資した会社に番組のスポンサーにならない限りグッズ販売を許可しないと通告。

ここまでが本格的なグッズ販売開始までの動き。この時点でここまでモメてたとは思ってませんでした。その後のお金関係の動きは以下の通り。

  • 2002年10月までダイスケはノーギャラだった。
  • mucom からダイスケに2002年10月から月20万(手取り)
  • mucom からダイスケに2003年9月から月25万(手取り)←神奈川新聞の28万というのはこれのこと。
  • 上記の名目は「データ管理をするため」でロイヤルティーではない。
  • mucom から KIS に全体の半分近くのロイヤリティー
  • ダイスケの20万/25万にはロイヤルティーを含むという話もあったが、ダイスケ側は mucom 側が他社とどんな契約をしているか教えてくれないことを理由に拒否。
  • 30% のロイヤルティー請求はこの件を一任した弁護士と弁理士が計算した額。
  • これには慰謝料の意味合いもある?

月額払いの名目はいまいち意味不明ですが、支払いがあったということは mucom がそれを認めたということでしょうか? それともまた口約束で行き違い?

交渉の過程で mucom 側はダイスケの神経を逆なでするような発言を繰り返したとのことです。問題の 30% のロイヤルティー請求に関しては弁護士が「tvkやmucomがあまりにも不誠実な対応をとっているので色々な事を含めてこのような数字を設定した」とのことなので慰謝料のような意味合いも含んでいるのでしょうか? でもそれをパーセンテージに乗せるのはおかしい気もしますが。。。

また、「ジゴロウ降板の件は聞かされていませんでした」とのことなので、交渉の場で mucom 側は降板をカードにしなかったようです。なんで? 納得行かない。

あと、やっぱり DVD 発売再決定のあたりに何があったのかわかりません。この時点で歩み寄りがあったのか、それとも mucom 側がダイスケ無視で突っ走ったのか?うっかり見落としてました。「今年の3月下旬に僕は弁護士を通して mucom・tvkから書面で増田ジゴロウの全ての著作権は僕が持ってるものという書面を交わしている事実があります」とあるので、DVD 発売再決定の頃に一度解決しかけた(少なくともダイスケ側はそう判断した)のですね。となると、その後なんでこんなことに…(2005-07-06追記)

不可能かもしれませんが、皆様の愛するジゴロウを皆様の愛する形で
一瞬でもいいから、いつか復活できたらと思っています。

ダイスケのこの言葉が本心からのものであることを祈るばかりです。