えっち泥棒

僕は「性の商品化」には反対しない。売りたい人が売って買いたい人が買うでいいと思う。でも売るつもりがないのにそれを売る、承諾がないのに勝手にそれを商品化するのには反対。要するにそれは泥棒だから。

盗撮や個人撮影ものの流出はもちろん、普通の写真撮影でも性的なイメージを喚起させるような演出をモデルにそうと告げずに行う場合はこの意味での泥棒にあたるのではないかと思う。結果的にそうなるのか、意図的に演出したのかという問題もあるが、いずれにせよそれを勝手に売ればその点では責任は逃れられないので、最終的に商品として流通させる前にモデルやモデル側の責任者の承諾を得るというプロセスを踏んでクリアする必要があるだろう。

ちなみにタイトルの「えっち泥棒」というのは岡田斗司夫が3歳になった娘に「変質者に気を付けなさい」という意味の事を伝えるために使った言葉*1



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*1:1996年12月14日の関西大学での講演会「メディアが創ったオタク」での発言より。