再配分

最初は差額について当事者と行政で三方一両損みたいなのを考えてたのだけど、満員電車に揺られてるうちに考えが変わった。これは通常料金でいいと思う。

まず、貸し切りサービスの特別料金を取るのは間違いだろう。事業者側の手間は特別なサービスと一緒かもしれないけど、車椅子の客から見れば通常の旅客輸送と同じ品質のサービスだから、座席を取り外す手間はいわゆるサンクコストではないか。

とはいえ、事業者側に余計にコストがかかるのは事実。そのコストを誰がどれだけ負担するのが上手いのか、ってのがこのクイズのキモだと思う。

サービス業の場合、元々事業者にとって割に合う客と合わない客を公平に扱わなきゃいけない事態なんていくらでもあるわけで、多少の事は通常料金に折り込んでしまうのだけど、多少の事では済まない場合は東横インみたいなことが起こってしまう。

このあたりは国や自治体がなんとかするしかないかな。なんとかの中身をどうすればいいかまではわからないけど、とりあえず税金でコストを直接負担するよりは通常料金に折り込ませるようにアメとムチで誘導する方がよさそうな気がする。



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