ステーキが食べれないなら結婚すればいいじゃなーい

話題のこれ。

 奥田会長は「格差社会といわれるが、あまり格差格差と言わず、努力することが大切。このことを日本人は忘れてはならない」と強調。弱者救済のためのセーフティーネットの必要性に理解を示しつつも、「勝ち組・負け組というのは、お金のことしか考えていないからだ。心の格差も含めて考えないといけない。毎日ステーキを食べていても不幸な人はいるし、お金がなくても新婚時代は幸せだ」と語った。

奥田会長、努力の大切さ訴え(livedoor ニュース)

「お金がなくても新婚時代は幸せだ」ですか。そうですか。はぁ? 今時お金稼ぐより結婚する方が難しくないか?

もっと言えば将来の期待生活水準落としてまで結婚したがる人は(主に女性は)少ない。赤川学『子どもが減って何が悪いか!』の「相対所得仮説」によると([id:rna:20041220:p2])。

かつて「お金がなくても新婚時代は幸せ」だったのは女性の側の「行き遅れて実家で過ごすよりは将来に期待できる」「(男女雇用均等法とかなかった時代だから)自分の稼ぎで生きていくよりは将来に期待できる」という事情が前提にあって「愛があればお金なんていらない」みたいな甘い話じゃないと思う。

だいたいこんなふうに空気読めない系の奥田会長も、今の時代に普通の家庭に生まれてたら結婚できるかどうか。。。