シベリア抑留問題の件は来年の宿題にさせてください。僕の問題意識は、抑留者の矛先がなぜ直接虐待を行ったソ連ではなく日本政府に向いているのか、そうなるほどに話がこじれているのか、というあたり。「「戦争被害者」を利用する「反日主義者」の策謀」だとか言う気はさらさらないし、敵に受けたひどい仕打ちよりも味方に裏切られたことの方が辛いというのはわかる気はするのだけど。
そもそも細かい経緯や当事者の声などをほとんど知らない段階なので少しずつ勉強していきたいと思います。抑留者の手記などはネットにもずいぶん公開されているようですし。Apeman さんのコメント欄ではソ連側の事情の話になってますが、そんなことを云々されても。。。報復のための戦争はアリかもしれないけど、報復のために捕虜虐待したら戦争犯罪ですから。
そもそも僕がG17さんの「米軍に射殺された兵士の恩給は米国が払うのか？」への対応を間違ったのがきっかけで広がった話ではありますが。これは、戦場で死ぬのと捕虜虐待は別の話だと答えるべきでした。心情的にはソ連の侵攻は理不尽な攻撃という印象はどうしてもあるのですが。
でも、僕としては歴史のことよりも被害者の心理に興味があるので、加害者の事情の客観的な側面にはあまり興味がありません。
