暗殺による選挙結果の操作

はてぶコメントに書ききれないのでメモ

これについて、久間大臣が指摘した問題は、次のようなものだとのことです。

 長崎県選出の久間章生防衛相は18日午前、長崎市長選に立候補していた現職市長の死亡について「(今回は)補充立候補ができるから良いが、(投開票日直前の死亡で)できないときにはどうなのか。テロで政治が変わることがあり得る」と語った。
日経「候補者死亡時の制度の不備指摘・防衛相

先に触れた党派性の問題を除けば、これはこれで十分に制度の不備をついた指摘でしょう。有力2候補と泡沫1候補の選挙戦において、投票日の2日前以後に有力候補の1がもうひとりを暗殺すれば、それで勝負あったということにもなりかねません。
長崎市長銃殺事件に関して気になる報道等(bewaad institute@kasumigaseki)

  • 選挙終わってから暗殺すれば繰り上げ当選できるから補充とか関係なくね?
  • と思ったら、地方首長選挙(知事選とか市長選)については繰り上げナシだった。
  • でも暗殺疑惑のもとで法定得票数に達することができるのか? できるならそれも民意じゃね?
  • と思ったら、知事、市町村長選挙の有効得票数は「有効得票総数」の1/4。
  • 有権者数じゃないんだ。暗殺された側が組織的に泡沫候補の支持にまわりでもしないと無理だな。
  • とはいえ、二日前に補充できるくらいじゃ現状よりはマシでもここで想定したような極端なケースでは「民意が反映されない選挙結果」は避けにくい。
  • 一定の条件で選挙を仕切り直しできる制度がないとだめなんじゃないか。
  • 異常事態下では選挙の仕切り直しを求めるリセット票を投じることができる、とか。