iida calling メモリ使用量測定

auケータイ「iida」の公式サイトがひどすぎる 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww で話題になった iida calling のフラッシュが重い件について、プロセス単体のメモリ使用量を測定してみた。

iida calling メモリ使用量

測定環境

CPU AMD Athlon 64 2.2GHz
MEM 2GB(1.85GB 有効)
VGA AMD 780G オンボードグラフィックス
OS Ubuntu Linux 8.04
Browser Firefox 3.0.11
Flash Adobe Flash plugin 10.0 r22

測定方法

  1. Firefox 起動(http://start.ubuntu.com/8.04/ のみ表示)
  2. アドレスバーに http://iida.jp/calling/ を入力(入力のみ)
  3. メモリ使用量が安定するのを待つ
  4. 5秒毎に ps コマンドで firefox のプロセスのリソース利用状況を出力するスクリプトを開始
  5. 4 から30秒後にアドレスバーのボタンを押してサイトにアクセス。
  6. フラッシュロード後メモリ使用量が安定するのを待つ
  7. 4 から160秒後にCDをクリック
  8. 4 から570秒後に次のCDをクリック
  9. 30秒毎にまた次のCDをクリック

解説

フラッシュのスタート画面では音楽の再生とCGの描画(タイル上に並んだCDの絵が回転する)が繰り返されるがメモリ使用量*1は安定している。

CDクリック後選択したCDがズーム表示されそのCDの音楽が再生され、背景でCGの描画(CDの画像背景のQRコード風のパターンが変化する)が繰り返される。この時点からリニアにメモリ使用量がひとりでに増加し始める。増加率は約5MB/秒(= 300MB/分)。

メモリ使用量の増加は1.2GBを越えたあたりから頭打ちになる。VSZ(仮想メモリサイズ)も変化しないので、スワップが発生しているわけではない。また、音楽や画面描画にも変化は見られない。

ここで背景に並んだ別のCDをクリックするとそのCDがズーム表示され別の曲が再生される。この時メモリ使用量が増える(約1.8MB)がそれ以上増えることはない。さらに別のCDをクリックするとメモリ使用量が約700KB増加するが、それ以上は増加しない。さらのまた別のCDをクリックすると約1MBメモリ使用量が増加するがそれ以上は増加しない。

その後は別のCDをクリックするたびにいくらかメモリ使用量が増加するが最初のクリックの時のようなリニアな増加は見られなかった。


*1:RSS (resident set size = 物理メモリ上での使用ページサイズ)を指す。