イラクの PC 事情

邦人人質事件で DV カメラや AV 機能付きの PC を犯人が持っていたこと、犯人がそれを扱うスキルを持っていたことについては僕も違和感を感じていたのですが、戦前のイラクでもかなり PC は普及していたようです。

http://tanakanews.com/d0117iraq.htm

 一軒の店で内蔵CDROMドライブ(韓国三星電子製、52倍速)の値段を尋ねたところ、24000ディナール(約1500円)。次の店で聞いた40ギガバイトのハードディスク(ウェスタンデジタル製、IDE、5400rpm)は76ドル(約9500円)だった。CDROMは秋葉原より安く、ハードディスクは秋葉原とほぼ同じ価格水準だ。パーツを組み立てて作った「ショップブランド」のパソコンは、モニターつきで400ドル(約5万円)からだという。

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 一軒の店の店長が上手な英語を話すので、いろいろ尋ねてみることにした。29歳だという彼によると、パソコン部品のほとんどは、国連の経済制裁で輸入が禁じられた商品である。だが、個人的に使うという名目で商人(担ぎ屋)が周辺諸国からイラクに持ち込み、国境でなにがしかの心付けを係官に払うと、どんな大量の商品も輸入できてしまうという。

ほぼ最新のパーツが国際標準価格で流通していた模様。インターネットカフェやゲームセンターも当時からあったそうです。

これ、去年読んだはずなんですが僕の脳内でいつのまにか情報が改竄されて 10 年くらい前の型落ちの PC を使っているのだと思い込んでました。。。なんか昔の共産圏の PC 事情とごっちゃになってたらしい。

自作自演説検証(反論)サイト http://www.geocities.jp/iraq_peace_maker/index.html より:

 つまり、武装グループがパソコンを持っていても全然不思議ではない。
 要するにこの種の推測の根底には発展途上国に対する偏見や無理解があると思われる。

全くその通りでございます。反省。