92年東京高裁判決はインフルエンザワクチンの有効性を否定しているか

近藤医師の陰謀論はインフルエンザワクチン無効論が基礎になっているので、これが否定されるとアウトです。上のソースは厚生労働省だったり日本医師会だったりで、近藤医師サイドから見ると信用できるのかという疑問はあるかもしれませんが、信用できない根拠がインフルエンザワクチン無効論なので、それを言うと堂々巡りに。

だから、まずインフルエンザワクチンの有効性について医学的に批判した上じゃないと話が進みません。「クニミツ」での近藤医師の話はそのへんがはっきりしないのです(漫画の紙面上の制限のせいはあるかもしれないけど)。根拠となるのは92年の予防接種禍集団訴訟の高裁判決のようです。その判決文はこれ。

うーん、長い、ややこしい。。。どうもこれは副作用のリスクが高い禁忌とされた人を識別する努力を怠った(接種率を上げることを優先し、大勢の人数を捌くために問診等をちゃんとやらずにどんどん接種してしまった)ことを認定したもので、インフルエンザワクチンの有効性について特に否定してないように見えますが。。。でもちゃんと読めてないので嘘かも。このへん法律に詳しい人に解説して欲しいです。