障害者自立支援法案、衆院委員会通過

与党の賛成多数で本会議も通過しそうな気配。知り合いが反対運動やってて気になってはいるんですが、僕はちゃんと調べてないので何とも言えないところはあります。障害者団体でも賛成派と反対派がいるみたいだし[訂正:コメント欄参照]。把握してる限りでまとめると、

反対派の論点:

  • 介護費用等の定率負担は障害の重い人ほど負担が重くなる
  • 試算によると、今ぎりぎり自立してる人が新制度では生計が成り立たなくなり施設入所を余儀なくされるケースが出てくる。これでは本末転倒。
  • 新制度は「応益負担」とか言うけど、障害者にとって介護は「益」じゃなくて「生存権」の問題。根本的に考え方がおかしい。

賛成派の論点:

  • 財政負担で介護制度が維持できなくなればみんなが不利益を被る。
  • 障害の重い人には減免制度があるので大丈夫。

減免制度というのはえらくややこしいらしくて、国会で賛成派議員が「複雑で私もよく把握してないが」みたいな事を言ってたりして、まともに機能するのか疑問なところはあります。