ファインマンさん!

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はてダラ使いなんだけど「はまぞう」ボタン使わなきゃだめ? 一応使って出てきたタグコピペするけどweb画面から投稿しなきゃだめなのかなこれ?

というわけで、なにかブックレビューを書かなきゃいけないらしいので、以前書きそびれたファインマンさんシリーズの紹介。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

上巻には [id:rna:20051027:p3] で紹介した「コンピュータ病患者第一号」の話のほか、キャビネットのダイヤルロックをハックする話とかも面白いです。大佐の金庫の話で錠前屋にお近づきになるファインマン萌え。下巻では日本に来たときの話も出てきます。日本語もかなり勉強したものの敬語のややこしさに不合理を感じてやめちゃったそうです。

全体に、イイ話、おもしろおかしい話、オトナ世界への痛烈な批判、などがいやみにならず気持ちよく読めます。超のつく天才のファインマンでも自信をなくしてくよくよしたり弱音を吐いたりすることもあるのだなというのも面白い。

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

前半はさまざまなエッセイ。最初の「人がどう思おうとかまわない!」は「泣けるファインマンさん」って感じ。素敵な女性との出会い、結婚、そして別れ。こんな恋がしたい!! って感じでしょうか。映画化を激しく希望。映画化されてるらしい! 追記参照

後半(半分以上あるけど)はファインマンスペースシャトルチャレンジャーの事故の調査委員会で暴れていたときの奮闘記。推理小説みたいで面白い。読んでるとファインマン刑事コロンボに見えてきます。

解説が立花隆なんだけど、意外と良かった。というのは「ファインマンさん」シリーズの成り立ちを解説して、原書と邦訳の差を指摘したりしているから。チャレンジャー事故調査委員会報告書に付録として入ったファインマンのレポートが原書にはあるのに邦訳(この本)には入ってないとクレームを付けています。もっともこのレポートは『ファインマンさん、ベストエッセイ』に収録されたことも書いてあります。「ファインマンさん」シリーズをこれから読む人は、先にこの解説に目を通しておくとよいかも。

やめてください!ファインマンさん

やめてください!ファインマンさん

。。。という本はありません!

ファインマンさん最後の冒険 (岩波現代文庫)

ファインマンさん最後の冒険 (岩波現代文庫)

ファインマンさんシリーズの最初の三冊はファインマン著となっていますが、実際にはファインマンの同僚の息子でありファインマンの友人でもあったラルフ・レイトンがファインマンの日常的なおもしろトークファインマンの一人称視点の文体に書き下ろして自叙伝風にまとめたものでした。一方『最後の冒険』はレイトンの視点から書いたファインマン伝になっています。

『最後の冒険』はモンゴルとロシア共和国の間にある幻の小国トゥーバを目指したファインマンとその仲間たちのお話です。冷戦期の話でトゥーバはソ連の一部でしたから、気軽に旅行に行けるわけもなく、それどころか現地の情報すら入手困難な有様。揺れ動く国際情勢にも振り回されながらトゥーバ行きの切符を手に入れるためファインマンたちは(というかレイトンが一番熱心だったようですが)奮闘します。ファインマンはトゥーバにたどり着けたのでしょうか? それは読んでのお楽しみ。というか、本当に最後の最後まで結末が読めません。

追記: 映画化されてるとか

応募は映画のレビューじゃないとだめらしい orz

「映画化希望」のファインマンの恋の物語は既に映画化されてたみたいだ! でも評判はいまいちらしい。。。

Infinity [VHS] [Import]

Infinity [VHS] [Import]

輸入版でVHSで在庫ナシ。中古で3,162円より、か。。。DVD版もあるようですけど Amazon.co.jp では売ってませんでした。米国 Amazon では売ってます。こっちは中古で$5.91かぁ。

http://www.amazon.com/gp/product/B00006SFK1/

日本語版もあるっぽいんだけど、少なくともはまぞうでは見つからなかった。

こんなんで大丈夫ですかね、応募。。。