http://www.youtube.com/watch?v=9LNRYsyWgEYこれは是非、多くの人に観てもらいたい。
でも、観られない人もいると思う(ネット環境ないとか)。NHKがYoutubeに削除申請をするかもしれない(著作権がなんとかかんとかで)。それはもったいない。ということで、勝手に文章に起してみました。
GJ.
きくちさんのご尊顔初めて拝見。
このように、「ニセ科学」は実に小気味よく、物事に白黒を付けてくれます。この思い切りの良さは、本当の科学には決して期待できないものです。
しかし、パブリックイメージとしての科学は、むしろ、こちらなのかもしれません。『科学とは、様々な問題に対して、曖昧さなく白黒はっきりつけるもの』科学にはそういうイメージが浸透しているのではないでしょうか。
そうだとすると、「ニセ科学」は科学よりも科学らしく見えているのかもしれません。
科学は条件を決めればはっきり白黒つけるし、わからないことはわからないってはっきり言うと思うけど、非専門家にとって「条件付き黒」「条件付き白」「わからない」の三択だと条件ってのを理解するのが難しいから何もわからないのと一緒で使えないってことなのかな。
なにより「わからない」っていう宙ぶらりんの状態を堪え忍ぶ構えができてないと嘘つきの断言にひっかかりやすい。「わからなくてもダイジョーブ」と思える余裕があれば不安に駆られて似非にすがることもないのではないか。でも大抵の大人は問題が起こるまでそもそも「なぜ」とかあんまり考えなくて、問題が起きてから「わかりたい」って思うから余裕がないんだろうね。
この番組の件では、言い足りなかったことをきくちさん自身がブログでコメントしています。
中でも「善意のニセ科学」の問題については、本当は言いたかったのですが、時間の都合で最終的には原稿から落としました。
「おかしい」とか「間違っている」と指摘するだけなら、実はそれほど大変ではないのですが、それが「善意」から出ているときにどうすればいいのかというのは、ニセ科学批判についてまわる大きな問題です
「水伝」授業を批判するのは簡単なのだけど、そういう授業をしたくなる先生の気持ちもわからないではないので、むずかしい。学級崩壊とかいじめ問題とかがある上に、管理は厳しい、人は足りない、ですから
どうしたらいいかについての答はないです
ただただ悩ましいしゃべらなかったけど大事なこと (kikulog)
子供相手なら、昔からあるお化けだとか祟りだとかでおどかすのと同じで嘘も方便って気もするけど、大人も騙されてるようなネタで、教えてる本人もマジだったりするからややこしい。かといって今時だとお化けとか信じないだろうからなー子供も。