「映画『Nanking』へのネガティブ・キャンペーンおよび南京事件否定論に反対する日本のネットワーカーの共同声明」について

「三」に該当しないので賛同者リストに名を連ねることはしませんが、声明の主旨には賛同します。

2001年あたりまではネットで南京事件とか南京大虐殺とかを検索すると否定論ばかりという状況があって困惑していたのですが、ここ数年でネット上でも否定論への反論が充実してきた印象があります。個人的にも去年から本を読み始めたりして(秦郁彦『南京事件 - 「虐殺」の構造』笠原十九司、吉田 裕、ほか『現代歴史学と南京事件』)、否定論は見解の相違とかそういうレベルではなくえらく歪んでいるというのがようやくわかってきた感じ。結局、いいがかりでもなんでもいいから派手に論争を続行していれば、一般人には手を出しづらいやっかいそうな印象を与えるには十分で、否定論の中にはそういう足止め効果を狙ってるフシもあるような。というか小林よしのりが色々言ってた頃に多少興味は持ったものの、ややこしそうでずっと放置してた僕も足止め食らってた一人ですね。