立岩真也『ALS 不動の身体と息する機械』

ALS 不動の身体と息する機械

ALS 不動の身体と息する機械

ALSの事をほとんど知らなかったのでただただ読んだ。ALS当事者が書いたものを沢山紹介して、ALSが医療の場でどう扱われ、当事者がどう生きてきたか(あるいは死んでいったか)を描き出す。資料の引用多め。立岩節は少なめ。タイトルは狙い過ぎ。でもこういう地味で重い本を売るにはこのくらいやった方がよいのかも。

(初出:メディアマーカー)