家のファイルサーバーは Athlon 5350 の自作 Linux PC です。2021年に退役させた旧メインPCをファイルサーバーに転用したものです。
Athlon 5350 は Socket AM1 という短命に終わった規格のCPUで、サードパーティーの対応CPUクーラーはほとんど出てこず、それも今は入手不可能です。上の記事にある Thermaltake MeOrb II がそのレアなサードパーティー製CPUクーラーだったのですが、ファンが特殊なものでファンが異音を発するようになってからファン交換もままならずリテールクーラーに交換と相成りました…
リテールクーラーは小さなヒートシンクに5cmファンをネジ止めしたもので、ファンは汎用品なのでいざとなればファンを交換すれば、と思ったのですが、5cmファンというのもPC用のものはほぼ皆無。
中国製の互換品が3Dプリンタ等の冷却ファン用として出回ってはいるのですが、スペックもノイズレベルもよくわからないもので常時起動のサーバー用としては心許なくて、リテールクーラーのファンが死んだらサーバー自体がメンテ不能になって詰んでしまうという状況でした。
そこでなんとかしてリテールクーラーにより汎用性のある8cmファンを取り付けられるようにしようと、ファン口径アダプターを探したのですが、市販のものでは5cm-8cmの変換アダプタはないようで、困っていました。
これは自作するしかないなと思っていたのですが、プラ板とかを加工して工作するのは大変そうなので、そのへんから良さげな3Dモデルを拾ってきて3Dプリンタ出力サービスで出力しようかと思い色々探してたところ、任意の口径のファン口径変換アダプタのを生成できるスクリプトをみつけました。
OpenSCAD という3Dモデル記述言語のスクリプトです。
スクリプトには変数を設定する箇所があって口径を2つ設定すれば好みのファン口径アダプタの3Dモデル(STLファイル)を出力できます。ネジ穴径などはファンの口径に合わせて自動的に決まります。その他厚みなどもカスタマイズできます。
色々設定してこうなりました。
これを DMM.make にアップロードしました。
3Dプリントの素材は一番安いやつでいいかとも思ったのですが、識者に聞いてみると熱で強度が落ちる素材もあるよとのことで、物性表を見るとレジン系は荷重たわみ温度(0.45MPa)が40〜50℃台で微妙。CPU温度は50℃台まで上がる可能性あるのでこれはちょっと心許ないということで、識者オススメのPA12系からPA12GFガラスファイバーを選びました。印刷精度はそこそこでいいのでSLS方式のやつです。お値段は4,525円。
発注から10日ほどで届きました。
軽くて剛性もあってなかなか良さそうです。
(つづく)


