わんわんワールドにて思う

はてなわんわんワールド(以下www)やってると見境なくともだちってしまうんだけど、これって何かに似てるなーと思ったら、あれだ、ワールドワイドウェブ(以下www)の初期の頃の緩い連帯感の漂うあの雰囲気に似てるなーと思った。

www やってるってだけでなんとなく仲間意識が感じられて妙にフレンドリーになれる、みたいな*1。今までない非日常世界の中で自分と世界の境目が曖昧になるような感覚も無駄にフレンドリーな振る舞いを後押ししていたのかもしれない。

日本で一般に www が普及しだした 96 年頃、僕は『宮台真司とその思想』という宮台真司のファンサイトをやっていたのだけど、最初の数年は色んな人からメール貰った。中には著名人もいたりして驚いた。www が日常世界に溶け込んでいって世間の常識とか空気みたいなものが www を覆い尽くすようになるともうそういうことはなくなった。

どこだっけな、かなり有名なブログサイトの管理人が読者からのメールは滅多に貰わないとか言っていて驚いたことがある。今ではメールアドレスを見知らぬ相手に晒してしまう事自体リスクと受け取られる傾向があるし、コメント欄とか他の手段で発散できるからというのもあるのだろうけど。

そんなわけで www の明日はどっちだ、とかちょっと思った。

*1:mixiの盛り上がりにもそういうところがあったと思う。www の生まれ直しみたいなものだなと。