フォントの問題

Linux/Unix 環境でのフォントのインストールはなにかとめんどくさかったのだが、Xft のおかげで今はかなり改善されている。KDE の場合フォントのインストールを実行すれば KDE アプリはもちろん、インストールされたフォントは xfs 経由で一般の X アプリからも使えるようになる。但し日本語フォントの rgstry は iso10646 にしないといけないようだ。普通に jisx0208.1983 とかを選ぶと半角文字が全角幅で表示されてしまう。

しかし、MSゴシックのようにボールド/イタリック書体が入ってない(レンダリング時に生成する必要がある)フォントの場合はレギュラー書体しか使えない。Xft ではこれを改善するパッチが公開されているのだが、xfs 経由でのレンダリングには効かない。xfs に X-TT パッチを当ててビルドすればよさそうだが(今まではそうしてきた)、X-TT は fonts.dir の書式を拡張しているので、フォントの自動インストール機能で生成される fonts.dir ではうまく機能しないはず。フォントインストール後手動で修正したらうまくいくだろうか? 手間がかかりそうなので保留。

Mozilla も通常のビルドだと X のフォントを使うので同じ問題がある。gtk2+Xft ビルドだと Xft を使うので一応大丈夫なのだが、これはこれで、

という問題が発生する。僕はアンチエイリアスの文字がダメな人なので後者はとても困る。非 Xft モードでは font.scale.aa_bitmap.always を false にすればよかったのだが、Xft ではこの設定は効かないようだ。