同性愛者の市民団体アクエリアスから*1、難民認定を求めて裁判を起こしていたゲイの亡命イラン人シェイダさんが一審で敗訴した、というメールが。
シャイダさん事件の詳細は支援団体のサイトを参照。イランでは同性愛者は死刑(斬首や石打ち刑を含む)になる可能性がありますが、ゲイのイラン人であるシェイダさんの難民申請が認められませんでした。法務省的には、
- 同性愛者は難民条約に言うところの特定の社会的集団ではない
- 石打ち刑は拷問等禁止条約にいうところの拷問や残虐な刑罰にあたらない
- カミングアウトしなきゃいい
ということらしいです。なにそれ。ちなみに石打ち刑というのはこんな感じです:
イランにおいては様々な執行方法がありますけれども、特に石打ちによる死刑というのは非常に苦しみを伴う拷問であると思います。私は今回、石打ちによる執行のビデオテープを持ってきました。それに通常は男性が腹部まで、女性は胸まで土のなかに埋められます。投げる石の大きさも定められています。大きすぎてはいけません。なぜなら1回投げただけでも死んでしまうからです。石打ち刑では、死にいたるまで20〜30分かかります。
裁判では証拠資料として実際の石打ち刑のビデオが提出され、法務省の方はそれを見ているはずですが、残酷とは思わなかったようですね。ふーん。将来日本でも石打ち刑が導入されたりしてね。