眞鍋かをりのブログが相変わらず面白い件について

世間は終戦記念日だったが眞鍋かをりはセミの話をしていた。あいかわらずアイドルのブログとは思えない面白さだ。ちなみに「貴重でした」というクマゼミは、関西では今や多数派になってしまったそうだ。ソースは先週やってたNHK大阪のニュース。亜熱帯化が進んだのが原因と見られておりどっかの学者が調査中とのこと。

眞鍋かをりにひっくりかえったセミの生死の見分け方を教わって、こんな話を思い出した。

あるアメリカ人の生物学者ニューギニアで現地の部族の人たちと野外調査にでかけた。道中でトラブルがあってジャングルの中で食料が尽きてしまい往生していたところ、現地の人がどこからかキノコをとってきて料理しはじめた。

アメリカ人はあわててこう言った。「(うわ、やっべー!) えーっと、毒キノコってあるよね? 毒キノコと食用キノコの区別はむつかしくて、アメリカではキノコの専門家が間違って毒キノコを食べて死んだりしてるんだよね。だからその、ね、無理に食べなくても。。。」

すると現地の人たちは大激怒。「ばかもーん! そこへなおれ! 毒キノコと食用キノコの見分けが付かないようなマヌケはおまえらアメリカ人だけだ! いいかよく聞け、…(ニューギニアの森で見つかる29種類の食用キノコの名前と特徴について延々と説明)…というわけでこのキノコは食べても安全でしかもおいしいのだ。」*1

ことほどさように*2文字の読み書きもできないような狩猟採集民族も自分たちの住む地域の動植物について我々が想像もつかないほどの膨大な知識を持っているものなのです。「政見放送」が読めない眞鍋かをりセミについて豊富な知識を持っていても何ら不思議はないのです。

というわけで役に立つ情報をありがとうございます。>眞鍋かをりさん



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*1:ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 (上)』ISBN:4794210051 p212 のエピソードを一部脚色。

*2:© 宮台真司