月曜日はヤバい

via:猫パンチ

最初テレビでこのニュース聞いた時はなんで今更? って思いましたが日本で公式にこういう統計をとったのは初めてってことらしいですね。月曜日がヤバいというのは100年以上前から言われていることですが。

デュルケーム『自殺論』(isbn:4122012562)にも月曜の自殺が多いという統計が出てきます(第一編第三章)。そこで説明されている理由は「期待外れの週末」ではなくて、社会活動が活発になり緊張感が高まるからみたいな話。同じ理由で、季節では日照時間が長い季節に、時刻では昼に自殺が多いことを説明できるとしています。

「期待外れの週末」説ってデュルケームを差し置いてそんなのがあるってことは何か新しい証拠があるのかな? いまいち納得できない説だけど。

もっとも今回の統計だと時刻に関しては男性が朝方、女性が正午にピークということなので、デュルケームの説とはちょっと話が違う。ストレスそのものよりストレスの高まりへの予期がヤバいのかも。男性の場合、日本特有の*1通勤ラッシュのストレスを予期してとか。女性について記事では「子どもや夫を送り出して一人になる可能性が高い」時間帯としているけど、実際にはご近所づきあい(井戸端会議とか電話とか)が始まる時間帯だったりしないのかな?

ちなみに『自殺論』はまだ読了してません。年末から読んでるんだけど寝る前に布団の中で読んでるとなかなか先に進まない。。。

*1:らしい。よく知らないけど。諸外国では職場の近くに住むのが普通だから通勤ラッシュはないという話も。