9.11 テロの目的がアメリカを滅ぼすことにあったのなら、あれはあまりに絶妙なやり口だったんだと今更ながら感動している。何が素晴らしいって、第一にブッシュを殺さなかったことだ。殺さなかったばかりか彼や彼のお仲間に、派手なテロ攻撃によって失政をごまかすネタを与えて、どさくさに紛れてさらにデタラメな政策を通すチャンスを与えて、前々からやりたくてもやれなかったイラク攻撃の口実まで与えて、やりたい放題やる方向に誘導してしまったところが凄い。次の大統領選挙でブッシュが再選したらアメリカはより一層破滅に近づくことは間違いない。
と、いうことをポール・クルーグマン『嘘つき大統領のデタラメ経済』asin:4152085398 を読んで思いました。つーかさ、アメリカ人にききたいんだけどなんで殺さないの? こんなの。銃とか持ってるんでしょ? アメリカでは自分の身を自分で守る権利があるから銃の所持が認められている、ってことになってたと思うんだけど、今誰から身を守るべきかっていったらブッシュをはじめとする狂った右派の政治家たちからじゃないの?
と、煽ってみる。でも半分以上マジ。読んでてあまりに鬱なのでさくっと最後まで読めない。正直、これ全部クルーグマンの勘違いであって欲しい。一番勘違いとかしなさそうな人だけど。
(追記) アメリカねたと言えば「暗いニュースリンク」もなかなか鬱になれる話がいっぱい。
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