『茶色の朝』

フランク・パヴロフ(話)、ヴィンセント・ギャロ(絵)『茶色の朝茶色の朝 はフランスで書かれた小さな暗いお話。茶色いペットしか飼ってはいけない(茶色以外は安楽死処分)という「ペット特別措置法」が施行されたある国でまったり暮らす二人に訪れる悲劇。なんかベタベタなお話なんですが、極右政党の台頭に揺れるフランスで馬鹿売れしたらしい。
フランスで1ユーロで売られた本がギャロの挿し絵と高橋哲哉の解説の抱き合わせ販売が付いて日本では1050円にてご提供。まあギャロの絵が綺麗(僕はあまり好きじゃないけど)なので贈答用にいかがでしょう。但し解説はかなーり左翼風味のアジテーション入り。
しかし日本でこの本のメッセージが心に届く人って元々左寄りの人だけかもなーとため息。日本のプチナショたちから見れば今の日本こそが「赤色の朝」に見えたりするんだろうなとも思う。
ちなみにフランス版の表紙の絵はなんか JoJo っぽい。