- 作者: P・スタインホフ,木村由美子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/10/17
- メディア: 文庫
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約330ページある本文の最初の40ページくらいが岡本公三へのインタビューでこれが目当てだったのだけど、メインテーマの連合赤軍の同志粛清事件の話が興味深かった。
粛清事件は閉鎖空間で疑心暗鬼になってスパイ容疑をかけられた人が拷問され殺された、と何処かで読んでそう思い込んでいたのだが、どうもそれは違うらしい。スタインホフの主張は、こう要約すると語弊があるかもしれないけど、山岳ベースがブレーキなしの自己啓発セミナーみたいなことになってたのではないかというもの。
パトリシア・スタインホフ『死へのイデオロギー』 - 児童小銃で紹介。
(初出:メディアマーカー)