地球を冷やす前に頭を冷やせ!

地球温暖化問題で中西節炸裂。なんだかわくわくしてきました。

京都議定書の目標6%の排出削減というのはゴア副大統領(当時)が急に出した7%という数字を出してつられて*1のことで科学的根拠はないそうです。

「リスクの過大予測がもたらすもの」は温暖化に限らず一般性のある話で誰もが肝に銘じておきたい話です。ある問題のリスクを100倍に見積もればそれに対する対策の副作用のリスクを100倍許容してしまうことになる、だから用心してリスクを過大に見積もるのには限界があるという話。

「温暖化対策で気になることがもう一つある」は事前に氏の著書『環境リスク学』(isbn:4535584095)を読んでると泣けます。この方とかきっと泣くと思います。この本は研究成果の紹介と論評の他に氏の生い立ちを自ら語る部分があってそこがすごくいいのです。

P.S. 勝手に設置している 中西準子 雑感 の RSS ですが、アクセスが増えたときレスポンスを返せなくなってその後も元にもどらなくなるというバグを fix しました(と思います)。まだおかしいようでしたら連絡下さい。


*1:オークションで散々値をつり上げといて結局降りる、みたいな感じ?>米国