「spam は効率が悪いしイメージダウンになるから損」と言う人が結構いますが、一般にはこれは間違いだと思う。本当に損するなら何で僕は今日も spam に悩まされなきゃいけないのか? 損する経済活動なら長く続くはずがないのではないか? そもそも最初の spam (弁護士が USENET に広告を流して問題になった)では spammer は顧客を掴んで利益を得ていたはず。
まず効率が悪いという点は spam の一通当たりの送信コストが非常に安いのであまり問題にならないはず。アドレスリストだって10万件で2万円もしないようです。
イメージダウンについては元々落ちるほどのイメージがなければ問題になりません。現在の spam の多くは通販やネット上のサービスを提供するもので、イメージダウンしてもまた違う名前で始めればいいという程度のものですし、元々怪しい商売(ドラッグとかポルノとか違法コピーソフトとか出会い系とか)だったりしますし。
という認識だったのですが、もっととほほな事実が。
ただし一度でもクリックしたことがあるか、買ったことがあるか、という調査であり、記事中の「10人に1人以上の高い購入率」というのは成約率のことではない点に注意。それでも「数撃ちゃ当たる」のは事実のようです。
トラックバック spam だとどうなるのか興味があります。クリック率低そうな気もしますが。でも、無料のアドレスリストがあるし大量送信はちょっとしたツールがあればメールより簡単なので、クリック率の低さはあまり問題にならないかも。