Ubuntu 15.04 に移行

リハビリがてらメイン PC の Ubuntu 12.04 + Trusty HWE を 15.04 にバージョンアップした。今回は LTS 版ではない最新リリースへの移行。

今まで LTS をサポートが切れるまで使って次の LTS にバージョンアップというサイクルだったが、今のうちに冒険しておこう的な理由もあって最新リリースに。OS のバージョンアップだけでなく手に馴染んだレガシーなアプリやツールも最新のモダンなものに移行した。

今回のバージョンアップではこんな目標があった。

  • 64bit 環境への移行
  • ATOK X3 から Mozc への移行
  • Mew から Thunderbird への移行

今まで 32bit 環境でも PAE カーネルで 4GB 以上のメモリも使えていたので、64bit でなくても特に不自由はなかったのだが、Atomdeb パッケージが 64bit 版だけ配布されていたりして、今後は 64bit 版バイナリのみ提供されるアプリも増えてくるかもしれないし、コミュニティでの動作検証も 64bit 版が中心になっていると思うので、64bit 環境に移行することにした。

Emacs から Atom への移行も考えていたが、まだちょっと… でも残りの人生を Emacs と共にするのがはたして幸せか? ということも考えて、とりあえず Atom を試していくつもり。会社の Windows PC で試した時はいまいちピンと来なくて本格的には使わなかったのだけど。

とはいえ Emacs 依存度を減らしていこうとは思っていて、Mew から Thunderbird に移行した理由の一つはそれ。一番の理由は操作がダルいとか、HTML メールしか送ってこないサービスも増えてきたし、という理由。

ATOK をやめようというのは結構勇気が必要だったのだが、Linux 版は今後ジャストシステムのサポートが見込めなさそうで、既に GNOME3 対応はパッチを当ててビルドしないといけない状態だし、XIM ベースのインプットメソッドなので、Qt5 ベースのアプリでは使えないという状況がある。

変換エンジンも Google 日本語入力がベースの Mozc なら、変換効率も古い ATOK と比べる分には遜色ないのではないかと思い、今回は真剣に移行を検討した。結果として、多少の不満は残るものの、なんとか移行できた。この記事も emacs 24 + mozc.el で書いている。

移行に際しては Web にノウハウを公開しているブログなどが大いに参考になったので、自分もそれにならって後続の記事でノウハウを書き残していこうと思う。