「ヒミツの大計画」コピペ [id:hotsuma:20040413#p1] に関連して。追跡スレで「社会学的に分析して欲しいなー」みたいなカキコもあったのですが、僕は分析しないけど参考文献を紹介しておきます。
現代のエスプリ別冊『流言、うわさ、そして情報 ― うわさの研究集大成』asin:4784360123
目次:
- いろいろなうわさ
- 現代の噂から口頭伝承のメカニズムを探る ― 「口裂け女」の噂を題材として (木下冨雄)
- 見知らぬ場所でおこること (大月隆寛)
- 空襲下の流言(迷信) ― 爆弾よけ (加藤良治)
- 『消えた人妻』の諸相 ― パリの噂から (山本節)
- 一九九六年春、福島での当たり屋情報 ― 流言? 都市伝説? その探索的研究 (佐藤達哉)
- 地震、災害とうわさ
- 地震予知流言・予言 (廣井脩)
- 丙牛・大地震襲来騒動 ― 今村明恒 (下坂英)
- 「生活」というコンテキストと「情報」― 災害時における情報伝達と流言 (北村光二)
- 地震と戒厳 (仁木ふみ子)
- 災害と流言 (橋元良明)
- うわさの研究と理論
- 噂研究から噂を通じた研究へ (松田美佐)
- 外国人とうわさ ― 緊急時の場合に注目して (ダニエル・ロング)
- タイ米ネズミ混入流言の理論構造 (早川洋行)
- うわさの否定がもたらすもの ― 伝播行動の数理モデル分析 (籠谷和弘)
- 集合現象としての流言 (石井徹)
- 流言資料の成立をめぐって (佐藤健二)
- 都市伝説:流言としての理論的一考察 (三隅譲二)
- 流言蜚語の根拠と対策 (清水幾太郎)
- うわさの文脈
- われわれは「事件」をどのようにして知るのか ― 「うわさ」の情報伝播の力 (川上善郎)
- ナンセンス・デマ (市川孝一)
- パニックの心理 (藤竹暁)
- 英雄的生存伝説と日本起源論異説 (松山巖)
- 中世社会と「うわさ」 (酒井紀美)
- 噂と民衆 (太田愛之)
- インターネットと流言 (三上俊治)
- 特別掲載 / Thank you for the rumor. ― KYON2が作ったTシャツ (佐藤達哉、小泉今日子×大貫武)
90年代までの「都市伝説」研究の論文を集めたものです。口裂け女、マクドナルドのネズミバーガー、当たり屋情報、タイ米ネズミ混入、デマウイルスメール、などメジャーな都市伝説の顛末や分析もあっておもしろいです。
最後の特別掲載は小泉今日子のAIDS疑惑について小泉自ら語ったもの。