推測されるストーリー (権利関係のまとめ その3) (ジゴロウ降板 その6)

断片的なエピソードや対象が特定されない言葉が多いのではっきりとはわかりませんが、関係者の主張とわかっている事実関係からトラブルのストーリーを推測してみました。あくまで推測ですが、「ジゴロウの商品価値をなくすことが tvk/mucom の利益になってしまう」という構図がありうるというのが僕の主張。

  • 番組企画当時にダイスケは番組スタッフにキャラクターデザインを提供。
  • 番組スタッフも関わっていたためダイスケと mucom 双方に原著作権があったと思われる。
  • この時デザイン料は支払われたが著作権料の扱いについて明確にする契約がなかった??
  • 番組一年目の後半(2001年末)にジゴロウTシャツの商品化。ダイスケのデザインなのでこれはダイスケも了承していた?
  • Tシャツ等の売れ行きが凄かったので番組二年目(2002年)あたりから商品化の話が本格化したものと思われる。フィギュア等の企画にらみ mucom はバンプレストと協力関係に? 7月にはバンプレストが商標権を出願。9月にはバンプレストからぬいぐるみが発売。その後フィギュアやキーホルダーなど商品化が加速。
  • このあたりでジゴロウの商品化権が mucom からどこかに売られた??? (最終的には KIS のものに?)
  • mucom もしくは中間に入った売り手は買い手にダイスケの権利は処理済みと説明していた???
  • もしそうなら権利の買い手(KIS?)は善意の第三者でダイスケにライセンス料を払わずに済む。そうなるとダイスケは mucom に損害賠償を請求するしかない??
  • ここまでの推測が正しいなら、mucom としては番組でジゴロウを使い続ける限りリスクがいくらでも高まる。
    • 裁判沙汰になって負けた時に自分の儲けでなく権利者が儲けた分も自分の負担になってしまう(ダイスケの貰えなかった分を賠償することになるから)。
    • 番組が売れ、それに伴いグッズ売れるほどリスクが高まる。しかしリターンはない! (著作権を丸ごと売ってしまっている場合)
    • ジゴロウの商品価値をなくすことが利益になる(というか損害をこれ以上増やさない)という構図になる。
  • よって mucom はジゴロウを降板させ、その存在を黒歴史として封印することを決定??

あくまで推測であり、可能性の一つです。事実は全く異なるかもしれません。