keyword:禁煙ファシズム に「「受動喫煙の害」という疑わしい説に基づいて、喫煙者を迫害しようとする動き」なんて記述があるけど。。。
- 科学的根拠に基づくがん予防(国立がんセンター): 「また、他人のたばこの煙(環境たばこ煙、あるいは、受動喫煙)も、肺がんのリスクを上げるのは確実とされています。」
- 喫煙とがん(国立がんセンター): 「受動喫煙・環境たばこ煙の影響のうち、配偶者が喫煙する場合では、肺がんリスクが女性では20%、男性では30%程度増加し、職場でのたばこ煙への曝露については、12〜19%程度増加すると推定されています。」「乳がんでは受動喫煙との関連があるとする研究がいくつかあるものの、…受動喫煙との関連があると判定されていません。」「小児がんでも受動喫煙との関連を報告する研究はありますが、関連があると判定されていません。」
- 喫煙・受動喫煙と乳がん発生率との関係について(厚生労働省研究班による多目的コホート研究): 「たばこを吸わない女性のみを対象にして、受動喫煙の影響に注目してみると、閉経前の女性では、家庭あるいは職場など公共の場所で受動喫煙を受けていたグループの乳がんリスクは、受動喫煙のないグループの2.6倍高いことがわかりました。一方、閉経後の女性ではリスクの上昇はみられませんでした。」
- 財政制度等審議会 たばこ事業等分科会 たばこ事業部会 第7回ワーキンググループ(財務省): 「受動喫煙のリスクを否定する論文がイギリスの医学雑誌に掲載されたが、この論文については、受動喫煙のリスクありとする多数の論文があるなかで、リスクなしとする少数の論文の一つ、と考えればよい。また、この論文は、サンプルの取り方、受動喫煙の定義等の技術的な問題があること等から、受動喫煙のリスクについての従来の考えに影響を及ぼすものではない。」
- Q 周囲の非喫煙者への健康影響について(厚生労働省 喫煙と健康問題について簡単に理解したい方のために(Q&A): 「受動喫煙についての健康影響は、…肺がんや虚血性心疾患等の疾患の死亡率等が上昇したり、非喫煙妊婦でも低出生体重児の出産の発生率が上昇するといった研究結果が近年多く報告されています。小児では喘息、気管支炎といった呼吸器疾患等と関連があると報告されています。また、乳児では乳幼児突然死症候群と関連があると報告されています。」
- 小児気管支喘息ガイドライン(アレルギー情報センター): 「 タバコの点火部からの副流煙の方が喫煙者が吸い込む主流煙より有害物質が多く含まれています。両親が喫煙する方が片親が喫煙するよりリスクが増大し、特に母親の受動喫煙にさらされた方がリスクが大きくなります。」
- H16. 7.12 東京地方裁判所 平成11年(ワ)第13320号 損害賠償請求(下級裁主要判決情報): 受動喫煙による健康被害についての損害賠償請求が認められた判決。被告側は EPA 報告(1998)に方法論上の欠陥が指摘されノースカロライナ連邦地方裁判所がこれを無効とする判決を出している事を根拠に受動喫煙の疫学研究の結果を否定。裁判所は EPA 報告の他、平山雄博士(国立がんセンター疫学部長)の調査、米国心臓協会の声明(受動喫煙が非喫煙者の心筋こうそく死のリスクを30%高める)等、多くの研究報告がなされていることを理由に「非喫煙者を継続的に受動喫煙下に置くことによって,非喫煙者の肺がん等のリスクが増加することは否定できないものと考えられる。」とした。
公的機関の資料を検索する限りは受動喫煙は有害という結論に。keyword:禁煙ファシズム の編集者は小谷野敦氏ですか。。。彼の著書『禁煙ファシズムと戦う』(asin:4584120994)に有害でないという科学的根拠が載ってるんでしょうか?
健康への害はともかくとして、僕の経験では親の喫煙は喘息持ちの子と親の関係を悪化させます。狭い室内や車内で平気で何本も吸われた時の苦しみと苛立ち、そしてなによりその事に気付かない・顧みないことへの苛立ちは、何度も繰り返すうちに親への信頼感をごっそりと削ぎ落とすのに十分な経験になりました。こればっかりはイズムの問題じゃないですよ。
追記: えーっと、
誤解を招くとあれなので少し補足。今では喘息はほぼ治ったので昔ほどタバコが苦にはならないので、目の前で吸われてもそんなに嫌な思いはしません。タバコ吸う女性と交際してたこともあるし。。。まぁ程度によりますが。
臭いはその場にいるとすぐ慣れますが、家に帰ると服とかに付いた臭いがちょっとキツイのは困りもの。でも普通は一日くらいでなんとかなるのでそれほど気にしません。
ところでタバコの煙に晒された後は頭がカーッと焼けるような感じになって気分が若干ハイになるような気がするのですが、これってやっぱりニコチンのせい?