「文法/時間/2ちゃんねる」

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凄いと言うのでとりあえずその1だけ読んでみたけど萎え。元が去年の9月の文章なので散々言われてることかもしれないけどむずむずしたのでメモっときます。

201の「ネ申」は、「神」を偏(へん)と旁(つくり)に分解した文字遊びで、ここでは「神に祈ってるぞ」というほどの意味であろう。

全然違う。これは「194は命懸けの実況でスレを盛り上げてくれる素晴らしい人だ!」という意味でしょう。

2ちゃんで神、いわゆるゴッド*1と言えば「自分のかわりにリスクを背負って自分を楽しませてくれるありがたい人」という意味。この「リスク」にはしばしば著作権法違反のような犯罪がらみも含まれます。賞賛の言葉だけど、お調子者をおだてて木に登らせる的な目的で使われる事も多い。キャプ動画やスキャン画像のアップロードをねだったりする時とか。

13の「氏ぬかもしれないぽ」の「氏ぬ」は「死ぬ」の意図的な変換ミスであるが、これは「死ね」と書いた場合の攻撃的なニュアンスを緩和するために「氏ね」とした、そこから始まった表記であるらしい。それを使うことで、13の書き手は、まだ平常の気持ちが保たれている余裕を自他に示そうとしたのであろう。

これもちょっと変。まず「氏ね」の由来は2ちゃんねるの前世代にあたるあめぞう掲示板が「死ね」をNGワードにしたため弾かれないように言い換えたもので攻撃的ニュアンスを緩和する目的はなかったはず。現状では冗談めいた罵倒のために使われることも多いけど、これは漫画や映画の悪役の過激なセリフを真似るような感じで、元ネタがある言葉を使うことでこれはネタであってマジじゃないという含みを持たせているのだと思う。13氏の「氏ぬ」もそういう意味で「マジで死にそうってほどせっぱ詰まってないつもり」という含みを持たせているのだろう。

こんな調子なのでどうも読解が怪しくて困りました。結論には経験的に納得するところもあるけど、この文章がそれを論証できているかどうかは別だし。2ちゃんねるは巨大だしその時々のノリの変化も激しいので、適当に切り出してきて適当に解釈すれば何だって言えてしまうので困る。だからこそ論証の筋道が大事だと思う。

以上無職ヒキオタ2ちゃんねらーのつぶやきでした。



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*1:©井上トシユキ